こんなときは(トラブルシューティング)
雑音がする
楽器が弾き込まれてよく鳴る(音が響く)ようになってくると、雑音が出てくる場合があります。雑音は楽器本体から出ている場合と、まわりのものに共振して起こる場合があります。
A:まわりのものに共振して出る雑音
- 照明器具のカサやネジ、戸棚の扉、譜面代のジョイント部分、コンセントのネジ、絵画や写真のフレームなど、身の回りの様々なものと共振して雑音が出る場合があります。
- 音を出しながら雑音が出そうなものをいろいろ押さえてみて、どれが原因となっているかをさがしてください。
B:楽器本体から出ている雑音
楽器本体から雑音が出ている場合でも、簡単な処置で雑音を止めることができる場合があります。販売店にご相談いただく前には、以下の点をご確認ください。
・弦がささくれてヒゲができていませんか?
→弦のささくれを爪切りやカッターナイフなどで丁寧に切り取ります
・張り替えた弦の余りを切らずにつけたままになっていませんか?
→不要な分は切るか、巻き直して共振しないようにします
・ペダルやフックが中途半端な位置でとまっていませんか?
→ペダル、フックを正しい位置に入れ直します
・グランドハープのディスク、ノンペダルハープの半音装置が汚れていたり、埃がたまっていませんか?
→掃除機や圧縮空気でていねいに埃を取り、柔らかな布で汚れを拭き取ります
・弦の端の留め玉が共振していませんか?
→響板裏の弦の端を90°〜180°回転させてみてください。
・楽器の響胴内に異物が入っていませんか?
→弦の切れ端や、ゴミが響胴内に落ちている場合があります。
またお子さんがいるご家庭では、小さなおもちゃが入れられていることもあります。
楽器を傷つけないように注意して取り除いてください。
柱の内部や腕木付近から聞こえる雑音は、専門の技術者によるメンテナンスが必要です。
販売店にご相談ください。